定義や歴史などの基本情報!
ユニットケアの定義や歴史など、まずは基本情報をチェックしましょう。近年はユニットケアに移行するケースが増えていますよ。
ユニットケアって?
ユニットケアは、2001年に本格的にスタートした、入所型の介護施設における新しい介護のスタイルです。利用者10人前後を1ユニットとして、共同生活をしながら個々の生活リズムに応じたサポートを提供するものですね。従来型よりも利用者の尊厳を守れる点が特徴で、厚生労働省を中心に特別養護老人ホームにおけるユニットケアへの移行が推し進められていますよ。
定義
ユニットケアの定義は、「居宅に近い居住環境において、普段の生活に近い状態でケアを行うこと」とされています。生活単位と介護単位を一致させたケアが、ユニットケアには求められます。また、ユニットケアの提供については、「入居者同士で社会関係を築き、自立的に日常生活を送ることを支援する」としています。介護士として携わる場合は、利用者が個々の能力に応じて自分達の生活習慣に沿って自立的に生活を営み、それぞれが役割を持って過ごしていけるようにサポートしていくわけですね。ユニットケアの趣旨について、より詳しく知りたい人は以下のサイトを参考にしてください。
誕生したきっかけ
ユニットケアの原型となるシステムが生まれたのは1994年です。とある特別養護老人ホームで、数十人の利用者が集団で食事をしている様子に疑問を持った施設長が、「通常の家庭における食卓のような環境が大切だ」と感じ、利用者と一緒に買い物や料理をし始めたのがきっかけです。また、住み慣れた環境で暮らすために民家を借り上げて、利用者に過ごしてもらうといった試みも行いました。その際には、定員50名のところを4グループに分けて、グループごとに職員を配置して利用者をサポートする、といった仕組みも導入しました。これが、ユニットケアの始まりといわれていますよ。
ユニットケアを構成する要素
ユニットケアを実践する際は、ハードとソフトに加えて、運営におけるシステム作りが重要になります。まず、ハード面では施設の環境整備が求められます。いわゆる「普通の暮らし」を実現するためには、個室と共有スペースが必要です。特別な構造や設備ではなく、個人の家具や生活用品、嗜好に応じた物を並べ、過ごしやすい環境を作ります。また、共有スペースで行われる交流などを通じて社会性を保ちます。
ソフト面では、介護士が利用者に対する理解を深め、前向きに過ごしていけるようにケアを行うことが求められます。全てのことをルールに当てはめるのではなく、利用者それぞれが望む生活を実現する姿勢が必要ですよ。
システムに関しては、運営に携わる職員全員が上手く機能するための仕組みが求められます。設備や環境を整えた上で、運営方針を正しく理解し、それを実践するためのスキルや組織力を強化していくことが大切ですよ。





