従来型との違いは?
新しい介護の仕方であるユニットケアは、従来型とは何が違うのでしょうか?詳しく見てみましょう。
居住環境
従来型との違いとしてまず挙げられるのが、居住環境です。従来型は大部屋が基本で、1部屋に4人程度が生活する多床室タイプです。そのため、利用者間のプライバシーを守ることが難しく、共有スペースも少ない傾向にあります。一方で、ユニットケアの場合は少人数で1ユニットを形成し、個室で生活します。ユニット内にはリビングやダイニングなどの共有スペースが設けられているので、自宅と同じような環境で生活できますよ。
プライバシーについて、従来型は大部屋に複数の利用者が入居するため、日常生活におけるあらゆる場面で他の利用者から見られることが多くなります。しかし、ユニットケアであれば個室で生活することが可能なので、プライバシーが守られますね。また、家族や知人との面会をゆったりと行うことができる点もメリットの1つですよ。
生活の自由度
生活の自由度も異なります。従来型は大人数が同時にケアを受けるシステムなので、スケジュールは決まったものになりやすい傾向にあります。自由度は低いといえるでしょう。一方で、ユニットケアは利用者ごとに自由な生活リズムを保ちやすい傾向にあります。起床や食事などもある程度希望に合わせることが可能で、自宅で暮らしているような感覚を持てるように配慮されていますよ。
ケアの範囲
従来型は利用者が多いことから一斉にケアが提供されます。個別のニーズに対応することが難しく、それが利用者のストレスにつながるケースも少なくありません。職員側としても、大部屋の複数人に対して一斉に対応するため、個別のケアは制限されます。一方で、ユニットケアではユニットごとに職員が配置されているので、個別のニーズや生活リズムに合わせたケアの提供が可能ですよ。職員と利用者の距離が近いので、寄り添ったケアが提供できるんですね。
認知症ケア
認知症ケアについて、従来型は他の利用者の影響を受けやすいという傾向があります。利用者が不安や混乱を感じるリスクが高く、職員としても複数人の利用者に対応する必要があるため、トラブルが発生しやすいんですね。一方で、ユニットケアは個別対応がしやすいため、認知症ケアについてもスムーズに対応できます。症状に配慮したアプローチをすることで、利用者の不安や混乱も軽減されますよ。
その他の違い
その他には、人員配置基準や費用などが異なりますよ。人員配置について、ユニットケアの場合は「昼は1ユニットごとに常時1人以上の介護、看護職員を配置」「夜は2ユニットごとに1人以上の介護、看護職員を配置」と定められています。




